短編小説・「俺はフェチズムを満たしてるぜ、あんたは?」

「あっ!」 ハゲの店長は俺の顔を見るなりびっくりしてる。なんでびっくりするんだ?つい二ヶ月前に来たじゃねえか。それとも客として俺が好きなのか? いや、どいつもこいつもコロナウィルスの事を深く切り刻むように調べねえでーーーーーーいや、あいつら…

詩・ コロナ・シティ or ゴッサム・シティ. Which will you choose?

2020年の2月 へ? どうした事か 今になってツェッペリンのコミニュケイション・ブレイクダウンが爆発的にダウンロードされてる 奇怪な光景 見知らぬな空気 だってピアニストが窓を開けて 大音量で聴いているんだぜ? それもノン・ストップでだぜ? 派手…

詩・September Steps

夢にミシマが出てきたseptember dream 黙りこくって俺を睨んでる だから俺は こう言ったのです 確か テレビで 誰一人 英雄的な死を遂げられないとかなんとか それは現代に染まり切った不必要な欲から出てきた言葉だと思います 現代に染まってない「人間」は …

詩・Looking at the sky

たまには外に出かけるべきよ そういう時の顔のアドバイスなんて 遠い時に嘘だと分かってたが 俺は出た 玄関ドアとブーツの紐一本がはさまって そんな感じで鍵を閉めてたんだ いつも考えてしまう公園の地 土なのか 小さい石粒なのか コンクリートの粒なのか …

2004年 村上春樹の「海辺のカフカ」に出てくる曲を作った。

https://www.youtube.com/watch?v=Nbf-rrf7lfg 2003年。作った理由は書けないのですが、小説の中で佐伯と言う女性が曲を作りレコード発売されたイメージ上の曲を、僕は作りました。 当時も今も、村上氏は特に好きでもなく嫌いでもなくファンではありませ…

詩・「ああ、俺だ。どうしたんだ、こんな時間に?」

噴水の水はまずくて飲めないんだって でもね 真ん中に立ってる樹の葉っぱは でもね この葉っぱも その・・・色々あるんだよ 飲めない水みたいなことになってんだ 葉っぱもさ 故に 樹は俺たちより遥かに強い あんた素手一つで噴水の樹を倒してみなよ あのバカ…

詩・脱線

いや、べつに降りるつもりはなかったんだ 言葉が生まれ 火が生まれ 人はうろたえ 人は調子に乗り 火はあらぬ方角へと蒼白く突き進む 淫らな風がその火をその気にさせる 言葉って代物は頭に収まりきらない 膨張した言葉には愛も酷さ なんだって入ってる 俺は…